歴史地震・第21号(2006)目次

種別・表題 著者 ページ
元禄十六年十一月二十三日(1703年12月31日)南関東地震による東京都の詳細震度分布 都司 嘉宣,上田 和枝,行谷 佑一,伊藤 純一 1
『秘日記』から見た安政江戸地震 白石 睦弥 19
東京湾・浦賀水道沿岸の元禄関東(1703)、安政東海(1854)津波とその他の津波の遡上状況 羽鳥徳太郎 37
1923年関東地震における死者発生のプロセス— 1855年安政江戸地震との比較をふまえて — 諸井 孝文・武村雅之 47
[講演要旨] 江戸時代の震度計 — 震動の客観的基準を必要とした人々 — 伊藤 純一 59
[講演要旨] 江戸(東京)における毎年の有感地震回数の変遷(第2報) 宇佐美龍夫・渡邊 健 60
[講演要旨] 安政江戸地震について 中村 操・松浦 律子・白石 睦弥 61
[講演要旨] 関東のプレート構造と安政江戸地震の震源 遠田 晋次・中村 亮一・宍倉 正展・William H. Bakun・Ross S. Stein 63
[講演要旨] 明治東京地震の震源像と強震動 古村 孝志・中村 操・室谷 智子・山中 佳子 64
小笠原諸島の津波史 都司 嘉宣 65
九州北部近海の歴史地震と仮定津波の伝播図 羽鳥徳太郎 81
1960年チリ地震震源域でくり返し生じた過去の巨大地震 Macro Cisternas・Brian Atwater・鎌滝 孝信・澤井 祐樹・宍倉 正展 87
南海・駿河および相模トラフ沿岸域における津波堆積物 小松原純子・藤原 治・鎌滝 孝信 93
自然現象記録媒体としての中世史料『吾妻鏡』の特性分析 生島佳代子・小山 真人 111
北海道における地震に関するアイヌの口碑伝説と歴史記録 新里 忠史・重野 聖之・高清水康博 121
活断層周辺の地震活動からみた固有地震説 石辺 岳男・島崎 邦彦 137
『言経卿記』に見る文禄五年伏見地震での震災対応 — 特に「和歌を押す」行為について — 松岡 祐也 153
寛文二年(1662)近江・若狭地震における京都盆地での被害状況 西山 昭仁・小松原 琢 165
震度分布性状から見た1828 年三条地震の断層モデルの評価 徳光 亮一・菅原 正晴・植竹 富一 173
1828年三条地震の絵図『懲震毖鑑』の示す地震の状況 渡邊 健・植竹 富一・中村 亮一・宇佐美龍夫 181
1833年(天保4 年)加賀藩輪島町における津波被害について — 能登輪島住吉神社文書を中心に — 大林 綾 191
寺院の被害記録から見た安政東海地震(1854)の静岡県内の震度分布 行谷 佑一・都司 嘉宣 201
小藤論文の濃尾地震根尾谷断層写真について 榎本 祐嗣 219
1945年三河地震による災害と海軍基地の対応について 林 能成・木村 玲欧 223
1945年三河地震の被災者心理と行動パターン — 災害発生後100 時間 失見当、救助・救出、安否確認 — 木村 玲欧・林 能成 235
[講演要旨] 慶長豊後地震の波源推定(続報) 石辺 岳男・島崎 邦彦・岡村 眞・松岡裕美・千田 昇 245
[講演要旨] 石垣島南部(四箇・平得・真栄里・大浜)における1771年明和津波の遡上高 〜 とくに戸高に関連して 〜 河名 俊男・島袋 永夫・中田 高・正木 譲・島袋 綾野 246
[講演要旨] 天正地震(1586 年)時の岐阜県郡上市高鷲町における大規模山体崩壊について 坂部 和夫 247
[講演要旨] 伊賀上野地震(1854)と南山城水害(1953)の土砂災害の比較検証 井上 公夫・今村 隆正・笠原 亮一 248
[講演要旨] 明治庄内地震の集落別被害と微地形 小松原 琢 249
[講演要旨] 津波による被災状況を取り入れた避難ゲームの開発 大谷 寛・宮本 大輔・上月 康則・村上 仁士 250
[講演要旨] 歴史地震データを利用した地震危険度評価の検証手法 中村 亮一・島崎 邦彦・Wahyu Triyoso 251
[講演要旨] 巨大地震の連動性と発生間隔の変化のメカニズム 堀 高峰 253
[講演要旨] 安政東海地震(1854-a)および安政南海地震(1854-b)の武者史料のピンポイント・データベース化 都司 嘉宣・伊藤 純一 254
[講演要旨] 江戸時代の歴史地震の震源域・規模の再検討作業 — 7年間の成果中間報告 — 松浦 律子・中村 操・茅野 一郎・唐鎌 郁夫 255
[講演要旨] 「理科年表・日本付近のおもな被害地震年代表」の変遷 纐纈 一起・吉井 敏尅 257
第22回歴史地震研究発表会プログラム 259