歴史地震・第18号(2002)目次

種別・表題 著者 ページ
歴史史料の「日記」の地震記事と震度について 宇佐美龍夫,渡邊 健,八代 和彦,中村 亮一 1
[講演要旨] 歴史地震データによる確率的地震危険度モデルの評価 島崎 邦彦,ワヒュー・トゥリヨソ,塚越 芳樹 15
[講演要旨] 地震史料にみる"空の赤気と白気立つ"現象について 榎本 祐嗣 16
[講演要旨] 震度分布データから推定される歴史地震の震源過程:東海・南海地震を例に 神田 克久,武村 雅之,宇佐美龍夫 17
江戸時代の千島海溝の地震活動を東北・関東の史料から推定する 佐竹 健治 18
『類聚国史』に書かれた818年の地震被害と赤城山の南斜面に残る9世紀の地変跡 早川由紀夫,森田 悌,中嶋田絵美,加部 二生 34
[講演要旨] 地形・地質調査から明らかになった木曽谷における13世紀頃の地震 宍倉 正展,遠田 晋次,苅谷 愛彦,永井 節治,二階堂 学,高瀬 信一 42
天正地震(1586年)時の飛騨白川郷における大規模山体崩壊による庄川の堰き止めとその浸水域 坂部 和夫 44
[講演要旨] 旧湖岸線高度からみた堅田断層の活動履歴 小松原 琢,水野 清秀,松山 紀香,細矢 卓志,徳田 博明,藤根 久 50
[講演要旨] 検地帳に寛文地震の地震痕跡を探す—本堅田村延宝検地帳の分析— 北原 糸子,小松原 琢 51
琵琶湖西岸地震(1662年)と町居崩れによる天然ダムの形成と決壊 今村 隆正,井上 公夫,西山 昭仁 52
[講演要旨] 元禄関東地震(1703)による江戸市中の被害・震度の詳細分布 都司 嘉宣 59
宝永地震(1707)における大坂での震災対応 西山 昭仁 60
[講演要旨] 島原四月朔地震(1792)と島原大変−2 古賀 省三,村上 博,井上 公夫,角谷ひとみ,今村 隆正 73
三条地震(1828)に伴う異常現象-「小泉蒼軒文庫」から- 河内 一男 74
安政江戸地震(1855/11/11)の江戸市中の被害 中村 操,茅野 一郎,唐鎌 郁夫,松浦 律子,西山 昭仁 77
1923年関東地震に対する東京都23区内(旧郡部)での詳細震度分布 武村 雅之,諸井 孝文 97
台湾中部の地震により繰り返し発生する雲林県草嶺の大規模崩壊 川邉 洋,林 拙郎,近藤 観慈,沼本 晋也 116
有珠山1663年噴火と有珠bテフラに関する新知見 中村 有吾,平川 一臣 123
宝永四年富士山噴火に先立って発生した地震の規模の推定 林 豊,小山 真人 127
富士山宝永噴火(1707)後の土砂災害 角谷ひとみ,井上 公夫,小山 真人,冨田 陽子 133
[講演要旨] 鳥海山1801年噴火以前に存在したスパイン? -古絵図にのこされた「不動石」の記録 林 信太郎,相澤幸之助 148
文献史料からみた済州島の11世紀噴火 -東アジア漢文史料の噴火叙述に関する予備的考察- 藤田 明良 149
[講演要旨] 根室半島および十勝沿岸の古津波堆積物層序の比較とその意義 平川 一臣,中村 有吾,西村 裕一 165
『津軽藩御国日記』の追加による寛保渡島沖津波(1741)の詳細調査 今村 文彦,大窪 慈生,伴 一彦,高岡 一章,三宮 明,山木 滋,小林 英次 166
三陸「津波石」実は「続石」 朝日新聞(2002年9月7日)記事 176
明治三陸津波(1896)に関する「捏造津波石」問題始末 山下 文男 177
「『捏造津波石』問題始末」を読んで 泊 次郎 181
津波における「引き波の恐怖」—昭和三陸津波の死者数と行方不明者数の比率の意味するもの— 山下 文男 183
沖縄における1960年チリ地震津波の現地調査(総括) 加藤 祐三,謝花 恭子,城間 美佳,渡辺 康志 188
佐渡における津波の屈折効果 羽鳥徳太郎 190
人的被害規模に及ぼす津波防災施設の影響に関する考察 志方 建仁,杉本 卓司,村上 仁士,上月 康則,倉田 健悟 200
徳島県浅川地区における次の南海地震津波襲来時の被害と避難行動に関する一考察 大谷 寛,佐藤 広章,村上 仁士,上月 康則,倉田 健悟 207
地質学的手法(潜水,堆積物,地質構造調査)に基づいた日本海東縁海域の海底活断層調査の試み 岡村 行信,池原 研,荒井 晃作,七山 太,竹内 章,佐竹 健治,中嶋 健 215
富山深海海底谷最下流部の海底地形 岡村 行信,佐竹 健治,竹内 章 221
[学会報告] イタリアにおける歴史地震学の国際ワークショップ 石橋 克彦,北原 糸子,佐竹 健治 226
[報告] 第19回歴史地震研究会に参加して 宮下由香里 227
[報告] 第19回歴史地震研究会の巡検見学会 井上 公夫,今村 隆正,國香 正稔,菊川 茂 229
第19回歴史地震研究会プログラム 239